Windows Centralは12月9日(現地時間)、「Windows 11's File Explorer will no longer show AI actions when there's no actionable AI - finally decluttering the right-click menu」において、Windows 11のエクスプローラーでのAIアクション関連のUX改善ついて伝えた。

今後のアップデートによって、利用可能なAIアクションがないか無効化されている場合は、右クリックメニューに「AIアクション」の項目を表示しないようになるという。これによって、画面上で右クリックメニューの占めるスペースを少なくして操作性を高められるというメリットがある。

無駄なメニューがスペースを圧迫していた

「AIアクション」は、Windows 11のエクスプローラーが搭載しているAIサポート機能の一つである。画像ファイルやテキストファイルなどに対して、右クリックメニューからAIサポート機能を呼び出せるようにするもので、例えば、画像の背景ぼかしや文章の要約作成などに簡単にアクセスすることができる。

AIアクションは、エクスプローラー自身がAIサポート機能を持つわけではなく、画像ファイルであればフォトやペイント、テキストファイルであればメモ帳など、関連するアプリの機能を呼び出すショートカットになっている。したがって、Copilot+ PC限定の機能など、環境によっては利用できないアクションもある。また、設定アプリでAIアクションそのものを無効にしている場合も、呼び出せるアクションが存在しないことになる。

そのような場合、「AIアクション」のサブメニューには「適切なツールがありません」というメッセージが表示されるが、右クリックメニュー内の「AIアクション」の項目は残り続けてしまう。このことが、貴重な右クリックメニューのスペースを無駄にする上に、操作性を阻害するとして、ユーザーからの批判の対象になっていた。

  • エクスプローラーのAIアクションメニュー 呼び出すアクションが無い場合でもスペースを圧迫する

    エクスプローラーのAIアクションメニュー。呼び出すアクションが無い場合でもスペースを圧迫する

不要な場合は、AIアクションのメニュー項目を非表示に

そこでMicrosoftは、利用可能なAIアクションがないか無効化されている場合は、右クリックメニューに「AIアクション」の項目そのものを表示しないように改善することにした。この変更は、2025年12月5日公開のWindows 11 Insider Preview Build 26220.7344より適用される。現在、このビルドはWindows Insider ProgramのDevおよびBetaチャネルの参加者のみが利用可能であり、一般ユーザー向けの正式リリースまではもうしばらく時間が必要だ。

今年に入って、Microsoftはエクスプローラーの右クリックメニューの改善に着手している。これは、AIサポートをはじめとする機能の追加によって、右クリックメニューに表示する項目も増え、画面上で大きなスペースを占めるようになってきてしまったからだ。不要なAIアクションメニューの非表示化は、これらの改善の一環だと考えられる。

AIサポートを必要としないユーザーにとっては、AIアクションのメニュー項目は邪魔なものでしかない。これが非表示になるのは、Microsoftが少なからずユーザーの声に耳を傾けている証とも言えるだろう。