国際的な非営利専門組織IEEE(電気電子技術者協会)は、2025年度の「Top Programming Languages 2025」を公式メディアIEEE Spectrumで発表した。Googleでの検索結果やStack Overflowの質問数、IEEEの論文アーカイブや求人サイト、GitHubなど複数のデータから独自の重み付けを行いランキング形式で発表しており、2014年から12度目となる2025年度ランキングになる。
低下したJavaScriptに生成AIの力?
技術者視点の総合人気[Spectrum]では、Python、Javaが1位、2位と昨年(2024年度)と変わらず、JavaScriptが3位から6位へと落ちてC++とSQLがそれぞれ3位、4位。C#が7位から5位へと浮上。求人データから算出する[Jobs]ではPythonが1位に浮上し、SQLとJavaが2位、3位と続いている。
Webをはじめ多くのシーンで使われているはずのJavaScriptの低下には、とまらない勢いの生成AIやLLMの活用がありそうだとIEEE Spectrumのprojects editorであるStephen Cass氏は述べている。初心者から熟練プログラマまで、ちょっとしたコードの質問をAIで行うことにより解決できると、Stack Overflowそのほかのサイトでの投稿数は減っていくことになる。分母が大きいJavaScriptがその影響を如実に受けているようだ。
Stephen Cass氏はLLMは統計的確率に依存しているため、処理できるデータが多いほど、より優れたものになる一方、あまり使用されていない言語では芳しい結果が出てこない。FortranやCobolの時代からAIを用いて電磁構造から画像を作成する「Dall-EM」などAI支援によるハードウェア設計の最近の研究まで遡りながら2026年にトッププログラミング言語は誕生するのだろうか?と読者に意見を求めている。
