Bleeping Computerは9月7日(米国時間)、「Google to make it easier to access AI Mode as default」において、Google検索のAIモードがまもなくデフォルトになる可能性があると伝えた。
これはGoogle AI Studioのプロダクトリードを務めるLogan Kilpatrick氏の投稿で明らかになったこと。ただし、その約2日後にはGoogle検索の製品バイスプレジデントを務めるRobby Stein氏が、すべてのユーザーが対象ではないと補足した。
AIモードがデフォルトになる可能性
Google検索の「AIモード」は、従来の「AIによる概要」を拡張したAI検索機能とされる。質問をサブトピックに分解し、サブクエリに対してWeb検索を実行することで、従来のGoogle検索より優れた検索結果の応答を目標としている。
Robby Stein氏は、投稿において「あまり深く考えないでください。われわれはAIモードを必要とするユーザーのための簡単なアクセス方法に注力しています」と述べ、希望者に限ったデフォルト化計画の可能性を伝えている。
しかしながら、Bleeping Computerは「2026年にすべてのユーザーのデフォルト検索ページになっても驚かない」と述べ、将来的にAIモードが全ユーザーのデフォルトになる可能性を指摘している。その理由の1つとして、広告収入の増加につながる可能性を挙げている。
AI検索がもたらすデメリット
「AIによる概要」などのAI検索の登場により、Web検索の結果をクリックするユーザー数は減少したとの調査報告がある。これは、各Webサイトが提供しているコンテンツをAIが要約として表示し、Webサイトの広告収入を奪うことを意味する。
Googleはユーザーエクスペリエンスの向上としてAIの展開を進めているが、その裏ではコンテンツおよび関連利益の収奪という問題を引き起こしている可能性がある。AIモードがデフォルトとなり、外部のWebサイトへのアクセスをすべて奪う形になれば、広告主はGoogleに広告を掲載する以外の選択肢がなくなる。
その結果、広告収入を柱とする無料のWebサイトは閉鎖に追い込まれる可能性がある。今後のGoogleの方針は定かでないが、同社にはユーザーエクスペリエンスの向上と共に、社会全体の利益についても真剣に考え、コンテンツ産業の維持につながる解決策を見出すことが求められている。

