Neowinは2025年9月8日(現地時間)、「Phison confirms potential real reason for "Windows 11 SSD killing and corruption" bug - Neowin」において、Windows 11で発生したSSD破損問題の原因が判明したと報じた。

報告では、根本の原因はPhison製のプレビュー版エンジニアリングファームウェアにある可能性が示唆されている。

  • Phison confirms potential real reason for "Windows 11 SSD killing and corruption" bug - Neowin

    Phison confirms potential real reason for "Windows 11 SSD killing and corruption" bug - Neowin

Microsoftは「更新プログラムが原因ではない」と発表

Microsoftは8月12日、月例アップデートの一環としてWindows 11向けの8月のセキュリティ更新プログラムをリリースした。しかし、この更新プログラムを適用したユーザーから、Windowsが強制終了し、SSDが破損したという報告が相次いだ。Microsoftはハードウェアメーカーと共同でこの問題を調査したが、障害を再現することはできず、最終的にWindowsの更新プログラムが原因ではないという結論を発表している(関連記事:Windows更新プログラムにSSD障害の原因はない、Microsoftが調査結果発表 | TECH+(テックプラス))。

NANDフラッシュメモリのコントローラを開発している台湾のPhison社も、同社のコントローラが影響を受けている可能性があるとして、Microsoftと共同でこの問題を調査した。しかし、こちらも徹底的なテストにもかかわらず問題を再現できなかったと報告している。

Phison社が問題が再現できたことを認める

その後、FacebookのPC DIY愛好家グループ「PCDIY!」が、この問題に関する独自の調査結果を報告した。それによると、原因はPhison製のエンジニアリングファームウェアのプレリリース版である可能性が浮上したという。PCDIY!の調査では、SSDに対してエンジニアリングファームウェアのプレリリース版およびプレファイナル版を適用した環境で、SSD破損が再現できたとのこと。

Phison社も、PCDIY!からの報告を受けて同様の調査結果を確認したという。Neowinは、Phison社からの「Phison社はPCDIY!のテストで使用されたSSDを実際に検査し、PCDIY!がエンジニアリングプレビューファームウェアを使用していたことを明らかにしました」という声明を掲載した。

なお、通常であれば、市販されているドライブは正式版のファームウェアを搭載する。MicrosoftやPhisonの検証は正式版ファームウェアを搭載したドライブで行われており、この場合は故障やクラッシュは発生しなかったとのこと。したがって、問題が発生したSSDには、何らかの理由でプレビュー版のファームウェアが適用されていた可能性がある。

ただし、プレビュー版のファームウェアが適用されてしまった理由、Windowsの8月のセキュリティ更新プログラムとのかかわりは、まだ明らかにされていない。