Microsoftは9月8日(現地時間)、Windows Inside ProgramのCanaryチャネル向けに「Windows 11 Insider Preview Build 27938」をリリースした。このビルドではエクスプローラーのAIアクションが利用可能になったほか、通知センターに秒数オプション付きの大きな時計を表示できるなど、複数の改善と既知に問題の修正が行われている。

画像のAI編集が簡単に呼び出せる

エクスプローラーの「AIアクション」は、ファイルの右クリックメニューからAIを利用したさまざまなアクションを素早く実行できる機能である。例えば、画像ファイルに対して背景の加工やオブジェクト除去などの編集をしたり、テキストファイルに対して文章の要約をしたりといった処理が想定されている。

現時点で実現している機能は画像編集で、すでにDevチャネルとBetaチャネルでは有効になっていたが、今回それがCanaryチャネルのビルドでも利用可能になった形だ。AIアクションが有効になると、対象のファイルを右クリックした際のメニューに「AI アクション」の項目が追加され、さまざまなアクションを呼び出せるようになる。現時点では画像ファイル(.jpg、.jpeg、.png形式)に対して次のアクションが利用できる。

  • Bing で画像検索:Bingのイメージ検索を開いて、対象ファイルの画像と類似した画像や商品を検索する
  • フォトで背景をぼかす:フォトアプリを開いて、写真の背景を自動的に検出してぼかす
  • フォトでオブジェクトを消去:フォトアプリを開いて、写真から不要なオブジェクトを検出して消去する
  • ペイントで背景を削除:ペイントアプリを開いて、写真の背景を自動的に検出して削除する
  • 右クリックメニューからAIの画像編集機能を呼び出せる 出典:Windows Insider Blog

    右クリックメニューからAIの画像編集機能を呼び出せる 出典:Windows Insider Blog

今後、テキスト処理をはじめとしたさまざまなアクションが追加される予定となっている。

通知センターのカレンダーの時計表示が復活

AIアクションに加えて、タスクバーにも改善が加わっている。タスクバーの通知センターには、クリックしてカレンダーを表示する機能があるが、このカレンダーの上部に秒数オプション付きの大きな時計を表示できるようになった。これはもともとWindows 10には備わっていた機能だが、Windows 11でも復活した形だ。

  • 通知センターのカレンダーに時計を表示できる 出典:Windows Insider Blog

    通知センターのカレンダーに時計を表示できる 出典:Windows Insider Blog

通知センターのカレンダーの時計は、設定アプリの「時刻と言語」→ 「日付と時刻」に移動し、「通知センターに時刻を表示する」のオプションをオンにすれば表示できる。

ビルド27938には、上記のほかにも既知の問題の修正が含まれている。ただし、一部のユーザーからは、このビルドのインストール時に0xC1900101-0x20017エラーまたは0xC1900101-0x30017エラーが発生し、ロールバックが行われるという報告があるとのこと。もしこのエラーに遭遇した場合は、修正版がリリースされるまで適用を待つ必要がある。