デル・テクノロジーズは9月5日、「Dell PowerProtect Data Domain All-Flash」アプライアンスの提供開始、および「Dell PowerProtect」ポートフォリオ全体でサイバーレジリエンス ソフトウェアのアップデートをはじめ機能強化を図ったことを発表した。

  • 「Dell PowerProtect Data Domain All-Flash」

    「Dell PowerProtect Data Domain All-Flash」

「PowerProtect Data Domain All-Flash」アプライアンス

今回発表した「PowerProtect Data Domain All-Flash」アプライアンスは、「Data Domain」プラットフォームを基盤に構築されており、スピード、効率、セキュリティによりサイバーレジリエンス戦略のモダナイズを支援するという。

最大で4倍高速なデータ復旧と2倍高速なレプリケーションが、リカバリー時のダウンタイムを最小化する。さらに、2.8倍高速なバックアップデータ分析が、「Dell PowerProtect Cyber Recovery」ヴォールト内のデータの完全性を検証。

パフォーマンスに影響を与えずにラックスペースを40%削減し、最大80%の省電力を実現しながら最大65:1のデータ削減を実現している。また、標準搭載されたデータの不変性(DIA)、暗号化、ハードウェアのRoT(Root of Trust:信頼の起点)が、悪意あるデータ改ざんから保護する。

「Dell PowerStore」および「Dell PowerMax」とのネイティブな連携が、高速かつ効率性に優れた安全なバックアップとリカバリーを実現する。加え、広範なバックアップ ソフトウェアのエコシステムもサポートするとのことだ。

「PowerProtect」ポートフォリオの機能強化

「PowerProtect」ポートフォリオのアップデートでは、エンド ツー エンドのサイバーレジリエンスを提供する能力を強化した。

「Dell PowerProtect Data Manager」では、エコシステム、セキュリティ、仮想化を強化する新機能を追加。これらの機能には、Red Hat Enterprise Linux(RHEL)環境へのデプロイ、「PowerMax」連携およびオブジェクトストレージ連携用プロキシのSUSE環境デプロイ、オブジェクトストレージへのアーカイブ機能のアーカイブ先としての「Wasabi with Dell ObjectScale」のサポートなどが含まれる。

「PowerProtect Cyber Recovery」では、ランサムウェア攻撃からの復旧と運用効率の重大な課題に対応する機能を強化した。これには、「PowerProtect Data Domain All-Flash」アプライアンスのサポートと、「CyberSense 分析」対象としてCommvaultクライアント ダイレクト バックアップによるOracleデータベースのデータのサポートが含まれる。

「PowerProtect Backup Services」においては、「Backup Services」で従来のAWSに加えてMicrosoft Azure Storageもバックアップ ターゲットとして利用できるようになった。「Backup Services」はMicrosoft Dynamics 365のシームレスなバックアップと細かい項目レベルのリカバリもサポートする。

これによって、本番稼働しているサイトとサンドボックス環境の両方の復旧が可能となる。さらに「Backup Services」はDynamics 365に加えて、Microsoft 365、Azure VM、Entra IDに信頼性の高いサイバーレジリエンスを提供することで、Microsoftデータ管理環境を信頼できる単一のプラットフォームに統合する。