Dynatraceは9月3日、オブザーバビリティの第3世代プラットフォームを発表した。同プラットフォームは分析、AI、自動化により、自律型インテリジェンス(人手を介さず、ビジネス目標に関連するIT運用上の課題を自動的にかつ正確に診断し解決する自己進化型知能)への進展を促進するという。すでに、数千社のエンタープライズ顧客が第3世代プラットフォームを活用している。
新機能の概要
新機能はオブザーバビリティ、セキュリティ、ビジネスデータをシームレスに統合する、並列処理型のデータレイクハウス「Grail」にDynatraceのAI駆動型分析と自動化を組み合わせることで、テレメトリーを正確なビジネスインサイトとインテリジェントな自動アクションへと変換できるという。
具体的には、Live Debuggerは開発者がサーバレス、クラウドアーキテクチャからのデータをセルフサービスで簡単に取り込み・分析が可能になり、一般的なクラウドパターンのデータ可視化を簡素化するという。Live Debuggerは、数千の同時開発者セッションに対応可能な非停止型ブレークポイントを備え、プライバシー保護にも対応。
また「Davis AI」では自動の根本原因分析と修復機能が拡張され、エージェント型AIを活用した予防的運用・自動修復機能を、複数チームをまたぐ複雑なシナリオにも適用可能になった。ガイド付きトラブルシューティング、対話型のリコメンド、自然言語による説明と要約機能が追加され、ITOps、SRE、プラットフォームエンジニアリング、DevSecOps、開発チーム間の連携を効率化するとしている。
さらに、ログアプリの改良と生成AI「Davis CoPilot」により、他のオブザーバビリティデータとのコンテキスト(文脈)における、あらゆるログの即時分析が可能な機能を拡張し、データ内に埋もれていたインサイトと回答を引き出すという。1日あたりPB(ペタバイト)規模のデータを取り込み・管理する能力を実現し、企業全体のログをシンプルかつ自動でコンテキストに基づき解析できるほか、Kubernetesログ収集機能でクラウドネイティブ環境でのセットアップが簡素化されるのこと。