NECと阪急阪神ホールディングスグループのミマモルメは8月6日、子どもの登下校情報や習い事施設の出入りを保護者にお知らせするサービス「登下校ミマモルメ」および学童施設の業務効率化システム「学童ミマモルメ」と、NECの顔認証技術を活用した「Bio-IDiom Services for SaaS」を連携させた新たな見守りサービスの実証実験を開始することを発表した。
実証の背景と目的
共働き家庭の増加や子どもを巻き込む犯罪への社会的な懸念の高まりを背景に、子どもの移動状況を可視化する仕組みへのニーズが高まっている。
NECとミマモルメでは、技術的な信頼性に加え、保護者が日々安心して生活できる環境の実現や、生活の利便性向上についても検証を進め、今年度中のサービス化を目指していきたい構え。
実証実験の概要
第1弾として、スイミングスクールに通う子どもの入退館を顔認証で検知し、その情報を保護者に通知する実証実験を、8月8日からスイミングスクール「NECグリーンスイミングクラブ溝の口」において開始する。
この実証では、子どもの入退館を顔認証で検知し、自動で「入館通知」および「退館通知」を保護者に配信する仕組みの効果を検証する。
通知を受け取ることで、保護者は子どもが無事に施設に到着・出発したことを把握できて安心感が得られるとともに、お迎えのタイミングや食事の準備など、家庭内の行動をより無駄なく行うことも可能となる。
さらに、従来の二次元コードやカードによる打刻時に発生していた持参忘れの問題についても、本人の顔を用いた認証により解決を図っている。
また、第2弾以降では、学童施設への入退館やスクールバスの乗降に関する実証実験を予定しているという。
今後の展望
今回の仕組みは、タブレット端末1台で導入可能なシンプルな構成のため、施設側に特別な設備投資を必要とせず、比較的安価に導入することができる。
導入プロセスも容易なことから、今後は全国各地の教育施設や子ども向け施設への展開を目指していく構え。
両社は、保有するノウハウ・技術を掛け合わせることで新たなサービスを創造し、利用するすべての人が安心・快適に生活できる社会の実現に貢献していきたい考え。
