NECは8月5日、AIエージェントを起点に、企業や自治体における業務変革と新たな価値創出を支える包括的、かつオープンなAIエコシステムの構築を目指し、グーグル・クラウド・ジャパンとの協業を開始することを発表した。
NECは、今回の協業を通して、誰もが安全・安心にAIを業務活用できる社会の実現に貢献していきたい考え。
協業の背景
近年、業務が高度かつ多様化する中で、それらに対応するためにタスクを自律的にこなすAIエージェントが注目を集めている。
さらに、さまざまなAIやツールが連携して課題を解決するAIエコシステムの実現には、開発・運用する組織やユーザーとの連携も不可欠となっている。
Google Cloudは、独自の基盤モデル「Gemini」や、オープンなイノベーションを促進する「A2Aプロトコル(A2A)」に代表される、世界水準のAI技術開発を強みとしている。
一方のNECは、最先端のAI技術を活用した安全・安心な業務環境の提供に強みがあり、多様な業種・領域における多くの顧客の業務変革を支援してきた実績と、そこで培った実践的な知見を有している。
今回発表された協業では、両社の強みを組み合わせて、包括的なAIエコシステムの実現を目指す。
またNECは、自社をゼロ番目のクライアントとするクライアントゼロの考えのもと、最先端の社内DXを推進する中で、多岐にわたる業務にGoogle Cloudのサービスを活用している。
今後はそこで培った実践的な知見を活かし、A2Aに対応したAIエージェントの開発およびGoogle Cloud上での提供を目指す。
主な協業内容
主な協業の内容としては、「NECのAgentic AIをGoogle Cloud上で提供」「Google Cloud上でのAI活用にNECのAIガバナンスに関するノウハウを提供」「Vertex AI Search/Google AgentspaceをNEC社内情報基盤で活用」「ADK(Agent Development Kit)/Google Agentspaceを活用したNECによるAエージェントの開発・運用」の4点。
NEC は、顧客を未来へ導く価値創造モデル「BluStellar」の下、2023年7月からNEC開発の生成AI「cotomi」を中核とした生成AIサービスを展開している。
今後もサービス・機能拡充など、付加価値を高めるとともに、セキュアで安全・安心な生成AIサービスの提供と顧客の課題解決の実現を目指していく。
NECは、今後AIガバナンスの領域でも Google Cloudとの連携を強化し、企業や自治体における業務変革と新たな価値創出とともに、誰もが安全・安心にAIを業務活用できる社会の実現に貢献していきたい構え。