TISインテックグループのTISは8月4日、大阪大学量子情報・量子生命研究センター(以下、QIQB)をはじめとする共同研究グループの一員として、主要部品やパーツ、ソフトウェアなどがすべて日本製の純国産超伝導量子コンピュータの開発に取り組み、7月28日に大阪大学豊中キャンパスにて稼働開始したことを発表した。

  • 量子コンピュータ設置の様子

    量子コンピュータ設置の様子

純国産超伝導量子コンピュータの稼働開始

今回発表された純国産超伝導量子コンピュータは、QIQBの根来誠副センター長 / 教授、理化学研究所(理研)量子コンピュータ研究センターの中村泰信センター長、アルバックの清田淳也常務執行役員、アルバック・クライオの斎藤政通参事、イーツリーズ・ジャパンの三好健文取締役、キュエルの伊藤陽介代表取締役、QunaSysの楊天任CTO、セックの内田諒主任、TISの高宮安仁テクニカルエキスパート、富士通 量子研究所の佐藤信太郎所長らの共同研究グループにより開発された。

希釈冷凍機、制御装置、超伝導量子ビットチップ、量子クラウドソフトなどの主要パーツやソフトウェアがすべて日本製であり、「純国産」超伝導量子コンピュータシステムと呼べるという。

これにより、日本が量子コンピュータを自製する技術を全て保持し、それらをシステムとして統合できることが示された。量子コンピュータは新素材、新薬の発見、最適化問題など、地球規模での環境負荷の低減に貢献する可能性持つ。

大阪・関西万博で展示

企画展「エンタングル・モーメント – [量子・海・宇宙]×芸術」は、8月14日~8月20日に大阪・関西万博EXPOメッセ「WASSE」にて開催される期間限定の特別企画。2025年の「国際量子科学技術年」宣言を記念して開催されるもので、量子のミクロの世界、生命を育む海洋と地球、広大な宇宙という3つのテーマを、科学・技術・芸術のコラボレーションを通じて体感可能とのことだ。