
デスク「商船三井が宇宙事業に進出するみたいだね」
記者「元経済産業省の官僚が立ち上げた宇宙ベンチャーの将来宇宙輸送システムと常石ソリューションズ東京ベイと組んで、ロケットの洋上発射・洋上回収に関する事業化に向けた連携協定を締結しました。2030年頃の商用化を目指しています」
記者「その意義とは」
デスク「環境や安全の面で制限のある陸地と異なり、海上であれば自由度が高まります。その際、船を安全に操船する技術や規制対応など海にまつわるノウハウや知見を活かせます」
記者「経営にどう寄与するの」
デスク「海運業は市況変動のリスクに大きく左右されます。そこで商船三井は不動産や洋上風力などの非海運事業の比率を高める考えです。ただ、日本郵船も宇宙事業への参画を表明し、専門部署も立ち上げています。海の会社が宇宙の領域で競争するようになりました」