民営化から40年 NTTが社名を変更

デスク「日本電信電話が社名をNTT(島田明社長)に変更したね」

記者「NTTは現在、固定通信からモバイル通信、ITビジネス、不動産やエネルギーなど、多角的な事業を国内外で展開しています。今年で民営化から40年が経過し、設立時に設定した『日本電信電話』という商号と、事業内容のギャップが大きくなったことから社名変更に至りました」

デスク「今、NTTはグループ再編の真っただ中にある」

記者「はい。NTTは2020年に4兆円超を投じてNTTドコモを完全子会社化していますが、今回、約2.4兆円を投じてNTTデータグループ(G)を完全子会社化します。NTTデータGはデータセンターをはじめとする海外事業を拡大しており、国内通信事業の伸び悩みが懸念されるNTTにとって、海外事業の成長を取り込みたい考え。NTTはかつて海外企業への投資で損失を被った経緯があり、今後は海外市場開拓の真価が問われます」

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