アクセンチュアは7月8日、AI Refinery Distiller Agenticフレームワークおよびソフトウェア開発キット(SDKs)を発表した。これらにより、開発者は信頼性の高いプラットフォーム上で、高度なAIエージェントを迅速に構築、展開、拡張できるようになる。
Distiller Agenticフレームワークの特徴
Distiller Agenticフレームワークは、AIエージェントのメモリ管理、マルチエージェントとのコラボレーション、効率的なワークフロー管理、AIエージェントが利用するモデルのカスタマイズや評価、ガバナンスとオブザーバビリティ(観測可能性)、クロスプラットフォームの相互運用性のための機能を提供する。
同フレームワークはNVIDIA AI Enterpriseソフトウェアを活用しており、パブリッククラウド、プライベートクラウド、オンプレミス、ソブリン・インフラストラクチャといった、多様なアーキテクチャに柔軟に導入できるよう設計されている。
ソフトウェア開発キットの概要
ソフトウェア開発キットはAIシステムがカメラやセンサーから取得した現実世界の信号を処理でき、工場や倉庫などの産業現場において、映像内の情報を認識して分離するビデオセグメンテーションや異常検知などを可能にする。
ソフトウェア開発キットには、NVIDIA AI Blueprint for Video Search and Summarization (VSS)とNVIDIA Metropolisが活用されている。