Microsoftは7月7日(現地時間)、「Microsoft Edge sets a new standard for speed and responsiveness」において、Microsoft Edgeに関する新たなパフォーマンス改善を発表した。
最新のEdgeではユーザーインタフェースの応答性が大幅に向上し、First Contentful Paint(FCP)は300ミリ秒未満を達成したという。
ざまざまな機能の読み込み時間を平均40%向上
FCPはユーザーがページにアクセスしてからコンテンツのいずれかの部分が表示されるまでの時間であり、Webブラウザにおける初期表示速度を示す指標として使われている。FCPが300〜400ミリ秒を超えるとユーザー満足度に悪影響が出る可能性があるとのことで、今回Edgeは初めてこのマイルストーンに到達したとのこと。
さらに、開発チームはダウンロードや履歴、プライベートブラウジングなどの基本機能を中心に性能改善を実施し、これらの処理時間も平均で約40%向上したと報告した。具体的には、次のような改善点について取り上げている。
- 設定:ブラウザの設定画面の読み込みが高速になった
- 読み上げ:起動時間を短縮し、再生がスムーズになった。また、AIを活用したWebページの読み上げが、より多くの言語、アクセント、音声をサポートした
- 分割画面:ほぼ瞬時にナビゲーションできるようになり、読み込み速度も高速化した
- ワークスペース:タスクの応答性が向上し、直感的に操作できるようになった
上記に加えて、Microsoftは今後さらにEdgeの応答性向上を続けると説明している。今後数カ月以内に、印刷プレビューや拡張機能など、さらに多くの機能でパフォーマンス向上を予定しているという。