電通は6月26日、電通デジタルと共同で、AIコピーライター「AICO2」にボディコピーの自動生成機能を実装したと発表した。これにより「AICO2」は、キャッチコピーに加えて、意図やブランドの世界観を丁寧に表現するボディコピーの生成が可能となり、広告全体の訴求力を高められるようになった。

  • 「AICO2」で生成したキャッチコピー(2024年8月~)

AICO2に機能を追加

従来のAIコピーライター「AICO2」は、キャッチコピーの自動生成に特化し、短く印象的な表現で多くのブランドや商品の魅力を伝える役割を担ってきた。

今回の機能追加では、電通のコピーライターが培ってきた創造的思考モデルを備えた「AICO2」に、Fine-Tuningを施したGPT-4.1モデルを実装。これにより、ブランドの世界観や文脈を的確に表現するボディコピーの自動生成が可能となった。

これにより、商品やサービスの価値を伝える共感性の高いストーリーの生成が可能となり、広告表現の質と量を両立しながら、「共感を生む言葉づくり」の領域を拡大。ブランドと生活者の関係構築において、より深いコミュニケーションが実現できるようになった。

両社は今後も、「人間の知」と「AIの知」の融合を通じて高品質な広告制作を支援し、企業の成長と社会の持続的な発展に貢献していく方針としている。