
デスク「インドでエア・インディア機が墜落したことを受けて航空業界は警戒しているね」
記者「機材が米ボーイング『787-8』という人気機材だからです。『787』シリーズは世界で約1100機が運航中。日本でも全日空などANAグループが88機、日本航空が45機を所有しています。これまで事故がなく、各社の戦略機材だっただけに、機材に問題があれば運航にも支障が出ます」
デスク「インド政府によれば、同型機に重大な安全上の問題は確認されなかったみたいだね」
デスク「ただ、同社では別の機材で2018年にインドネシア、19年にエチオピアと立て続けに墜落事故を起こし、24年にも米国で機体の一部が飛行中に吹き飛ぶ事故も起きていただけに、品質面を懸念する声は今も拭えていません」
デスク「米国のものづくりが劣化しているのかもしれないね」
記者「インドの事故が機材の問題でないにしても、相次ぐ墜落事故で生産停止を余儀なくされ、経営再建を経て生産回復の最中にある同社。現場力を回復できるかどうかにかかっています」