プライム・ストラテジーは6月20日、企業のWebサイト運営における課題に対応するために、Webガバナンスガイドライン(β版)を策定・公開したと発表した。

企業ではWebサイトが乱立する傾向にありながら、それらの管理や運営ができていない状況がある。これにより、「責任の所在が不明確」「セキュリティ対応が不十分」「余分なコストの発生といった問題が発生する可能性がある。

そこで、これらの問題を解消するためのガバナンス作りのガイドとして、同社はWebガバナンスガイドラインを策定したという。

  • 「Webガバナンスガイドライン」の概要

ガイドラインの主な内容

同ガイドラインは、「Webガバナンスの基本」「Webセキュリティ」「Webガバナンス強化への取り組み」の3部構成となっている。

第1部から利用することで、Webガバナンスの基礎から学べ、第3部の具体的な対応に進めるような構成となっている。

Webガバナンスにおいて注意が必要なWebセキュリティは、第2部で重点的に取り上げているほか、実践しやすいチェックリスト別紙として用意されている。

ガイドラインの利用メリット

ガイドラインの活用にあたり、WebガバナンスやWebセキュリティへの実績や経験は不要となっている。

同ガイドラインに従うことで、事業の特徴に応じたWebガバナンスの対策を段階的に、網羅的に進めていくことが可能。同社はガイドラインをもとに、企業や組織の関係者が等しくWebサイトに関する基礎知識を共有している状態を目指すことを推奨している。

Webガバナンスガイドラインは、希望者にPDF形式で無償で配布する。