AIエージェント技術や最先端AIモデルの研究、開発を行うSakana AIは、機械学習における従来のニューラルネットワークに時間情報を明示的に扱う新しいAIモデル「Continuous Thought machine(CTM)」を発表、GitHubに公開している。

研究初期段階という同モデルは、"個々のニューロンが自身の過去の活動履歴にアクセスし、現在の状態だけでなく履歴情報を使って次の出力を計算するよう学習"させるもので、タイミング情報を加えることで人の認知機能における「時間」に相当するメカニズムを取り入れる。

画像のような静的なデータと時系列データに対して同様に推論を実行することで、タスクに対して思考し計画するような動きに特徴があり、公式ブログではその効果を紹介しているが、二次元の迷路に対し、明示的に設計することなく学習を通じて自らゴール目指すデモや画像を認識する工程など、解釈可能性の高いより人間らしいアプローチを行うCTMの様子を載せている。なお、成果はオープンアクセスのプレプリントサーバーarXiv.orgに論文を掲載している。

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