パソナグループ創業者の南部靖之代表が退任へ

デスク「パソナグループ創業者でグループ代表の南部靖之氏が5月末で退任するね」

記者「ええ。同社は今年、1976年の創業から50年目の節目の年を迎えました。その節目の年を迎えて、南部氏から次の50年に向けて、新体制のもとで、新しいパソナグループを築いていって欲しいと辞任の申し出があったそうです。6月1日付で、副社長の若本博隆氏が社長に昇格します」

デスク「1952年生まれの南部氏が、大学卒業の1カ月前に人材ビジネスを起業してから早くも50年が経ったんだね」

記者「はい。同社が本社機能の一部を東京から淡路島(兵庫県)に移転して約4年半が経ちましたが、南部氏は『これまでの約50年は人材サービスで雇用をつくってきた、これからの50年間は新しい産業を起こす』と話しています。特にウエルビーイング関連に注力していきたいと話しており、人口減少で人材サービス業界を取り巻く環境が大きく変わる中、今後は若本氏の手腕が問われそうです」

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