Microsoftは4月23日(米国時間)、Windows 11 InsiderプログラムのCanaryチャネル向けに「Windows 11 Insider Preview Build 27842」をリリースした。このビルドでは、グリーンスクリーン(GSoD: Green Screen of Death)画面が合理化や、改良されたバッテリーアイコンなど、新しいUIプレビューが追加されている。
グリーンスクリーンを合理化して迅速な回復を実現する
Windows 11では予期しない再起動が発生した場合にブルースクリーンまたはグリーンスクリーン画面を表示する。今年3月にはVox Mediaが背景色を黒色に変更する可能性を伝えていたが、今回のInsiderプログラムではCanary、Dev、Betaチャネルで緑色を採用したとのこと(参考記事:Microsoft、Windows 11のブルースクリーン画面を黒色に変更か | TECH+(テックプラス))。
このデザイン変更は前回と同様に「Windows 11の設計原則に則り、ユーザーができるだけ早く生産性を回復できるようにする」との目的を維持しており、「画面上の技術情報はそのままに、ユーザーエクスペリエンスを簡素化した」と説明されている。
Windows 11では問題が発生したときにいわゆるブルースクリーン・オブ・デス(BSoD: Blue Screen of Death)と呼ばれる青いスクリーンが表示される。ただし、Microsoftは2017年から公式にInsider Previewビルドにおいてはブルーではなくグリーンスクリーンを使っている。これは開発版のクラッシュ報告をサポート担当者が一目で判別できるようにするためだとされている。
改良されたバッテリーアイコンの追加
今回のアップデートでは改良されたバッテリーアイコンも追加された。バッテリーの状態(通常、省エネモード、残量低下、充電中)に合わせた色分けや、バッテリー残量を常時表示できるようにしている。