NTTデータグループのコンサルティングファームであるクニエは、Google GeminiによるAIエージェントドリブンな経営手法導入サービスの提供を開始した。4月23日より提供開始したのは、Google GeminiやBigQuery、Vertex AIなどGoogle Cloudで構成されるシステムで、サプライチェーンマネジメント(SCM)やデータに基づいた迅速な計画策定と意思決定を行う経営管理手法XP&A(Extended Planning and Analysis)の領域を対象としている。

  • システムの概要(同社資料より)

気象情報や相場情報などの外部のデータを活用することで、急激な相場変動、自然災害時における生産ラインの停止、物流網の寸断などの経営に関わるイベントをAIエージェントが察知し、業績・予算へのインパクトを予測・評価。リカバリープランの自動立案、マスタとトランザクションデータの修正提案など自律的なAIエージェントが経営提案を行う。

Google Geminiや大規模データセットの保存と分析を行うBigQuery、AIモデルの構築やトレーニングを行うVertex AI、ビジネスインテリジェンスプラットフォームLookerに加え、データ統合と分析のためのCortex Frameworkが用いられる。Google Cortex Frameworkは、マーケティングやサプライチェーン分野など事前構築されたAIソリューションを提供するGoogle Cloud上のフレームワークとなる。同社では、ここにキナクシス社、Anaplan社などの計画業務用ソリューションとのAPI連携を加えることでサービスを実現している。

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