Windows Latestは4月16日(現地時間)、「Windows 11 24H2 crashes with BSODs after April 8 update, Microsoft rushes out fix」において、Windows 11 24H2で予期せずシステムがクラッシュしてブルースクリーンが表示される現象が発生しており、Microsoftが問題を認めて修正に取り組んでいると伝えた。
この問題は2025年3月の月例更新プログラム以降のアップデートを適用したPCで発生する可能性があり、4月の月例更新プログラム以降で報告が増えているという。
既知の問題のロールバック(KIR)によって自動的に回避される
Microsoftは4月8日にリリースした更新プログラム「KB5055523」のリリースノートを更新し、既知の問題に「Blue screen exception」の項目を追加した。そこには、「この更新プログラムをインストールしてデバイスを再起動すると、SECURE_KERNEL_ERRORを示すエラーコード 0x18Bのブルースクリーン例外が発生する可能性があります」と記載されている。
詳しい原因については説明されておらず、現在調査と修正に取り組んでいるとのこと。同社はこの問題に対して「既知の問題のロールバック(KIR)」を適用した。これによって、問題のコードは更新プログラムの適用前に自動的にロールバックされる。したがって、ほとんどのユーザーは何もしなくても問題を回避できる見込みである。
問題の影響範囲は?
MicrosoftではKB5055523のリリースノートでのみこの問題を報告している。しかしWindows Latestは、同様の問題は3月の月例更新プログラムですでに発生していたと指摘している。具体的には、次の3つのリリースが影響を受ける可能性があるとのこと。
- 2025 年 3 月 11 日 — KB5053598 (OS ビルド 26100.3476) - Microsoft サポート
- 2025 年 3 月 27 日 — KB5053656 (OS ビルド 26100.3624) プレビュー - Microsoft サポート
- 2025 年 4 月 8 日 — KB5055523 (OS ビルド 26100.3775) - Microsoft サポート
既知の問題のロールバックは、反映されるまでに最大で24時間のタイムラグがある。より早くロールバックを適用したい場合には、アップデートを確認した上で、Windowsを再起動することが推奨されている。