Specteeはこのほど、「未来をつくるサプライチェーン・レジリエンス」をテーマにしたオンラインカンファレンス「SFX - SUPPLY CHAIN FUTURE EXPERIENCE」を開催した。本稿では同イベントから、Spectee 代表取締役CEOの村上建治郎氏と早稲田大学ビジネススクール教授の入山章栄氏による、サプライチェーン・マネジメントにまつわる対談の模様をレポートする。
対談テーマは「メガクライシスに備える!経営戦略から考えるサプライチェーン・マネジメント~VUCAの時代に企業が生き残るためのレジリエンス経営とは?~」。
日本国内においては東日本大震災をきっかけに、サプライチェーンを維持するためのさまざまな取り組みが進められているものの、感染症の拡大や地政学リスク、自然災害など、ビジネスを取り巻く環境は不確実性を増している。
サプライチェーン・マネジメントにおいては、効率化(=コストダウン)の追求の時代は終わり、強靱性(=レジリエンス)を取り入れたサプライチェーンの構築が企業価値に直結する時代へと変わりつつある。