富士フイルムビジネスイノベーションは、国内外で980万ライセンスを超える販売実績を誇るドキュメントハンドリング・ソフトウェア「DocuWorks」最新バージョン「DocuWorks 10」を4月14日より提供開始する。

DocuWorksの総合情報サイト「DocuWorks World」

PC上で再現した電子の机「DocuWorks Desk」と机上に並べ文書を紙のように編集・加工する「DocuWorks Viewer」で構成される「DocuWorks」は、DocuWorks文書に変換することでマーカーペンやスタンプで追記、付箋で伝達したりと既存ファイルや紙文書をより情報管理しやすい形に変えてくれる。個人レベルでの情報管理からチームや他部門との情報共有など、業務効率化に役立つ機能は多彩だ。1996年に複合機への同梱で提供され、1998年には商品として販売を開始。現在では、国内外で980万ライセンスを超える販売実績を持っている。

最新版となる「DocuWorks 10」では、"PDF文書もDocuWorks文書のようにDocuWorks Desk上で操作したい"という要望に応えて、PDF関連の機能向上が図られている。オフィス文書やスキャン文書をPDF文書に変換してDocuWorks Desk上に取り込め、DocuWorks文書同士やPDF文書同士で比較し、修正箇所を差分として自動抽出できる。DocuWorks Deskにはスペースを最大限に生かせるようサムネール、リスト表示に加えて"グリッド表示"も追加されており、ビジネスに欠かせないPDF文書の保管庫としての役割も期待できる。

  • グリッド表示での文書比較やPDF文書での取り回し(同社資料より)

加えて、DocuWorks Desk上の作業アイコン設置スペース「お仕事バー」に、「開始」と「終了」ボタンが追加。配置した複数の作業アイコンを連続実行する機能が加わっており、同社では以下を例示している。

  • 「開始」と「終了」ボタンが追加される「お仕事バー」

設定した期間内に更新した文書を選択し「ファイル名の一括選択」→ファイル名の先頭に日付をつけるという規則に基づいてファイル名を変更「ファイル名の一括変更」→バインダーにまとめる「バインダーに取り込み」

「DocuWorks 10」では、従来オプションで提供していた「DocuWorksトレイ2」(文書共有機能)、「DocuWorks 文書情報エントリー2」(文書属性の付与、振り分け、属性検索機能)を標準搭載し、他社クラウドストレージサービスと連携する「DocuWorks Cloud Connect」も最初の1年間は無料で使えるなど、大きく機能を追加している。連続実行機能も相まって、さらに大きく業務効率化を進められそうなバージョンとなっている。

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