Vox Mediaは3月31日(現地時間)、「Microsoft is redesigning the Windows BSOD and it might change to black|The Verge」において、MicrosoftがWindows 11のブルースクリーン(BSOD)画面を再設計していると伝えた。
新しいデザインはよりシンプルで合理的なものになり、その背景色は現在の青色ではなく黒色に変更される可能性があるという。
Insiderプログラム向けに新しいBSOD画面をテスト中
Windowsが予期せずクラッシュした際のエラー画面は、その背景色から「ブルースクリーン」と呼ばれており、ブルースクリーンを伴うエラ0そのものは通称「BSOD(Blue Screen Of Death)」と呼ばれている。Microsoftが2025年3月28日にリリースしたWindows 11 Insider Preview Build 26120.3653には、このBSOD画面のデザインを刷新するアップデートが含まれていることが、同社のアナウンスによって明らかにされた。
アナウンスでは、このデザイン変更は「Windows 11 の設計原則にさらに適合し、ユーザーができるだけ早く生産性を回復できるようにする」ことが目的であり、「画面上の技術情報を維持しながら、エクスペリエンスを簡素化した」と説明されている。
サンプルのスクリーンショットでは、問題が発生して再起動を試みるという旨のメッセージと、進捗を表すパーセンテージが中央に表示されている。下部には小さくエラーコードと原因となったプログラムのファイル名が見える。アスキーアートの「:(」やQRコードが表示される従来の画面と比べると、確かにかなりシンプルである。
アナウンスでは画面の背景色は緑になっているが、The Vergoによると、これはプレビュー版向けの仮のものであり、正式リリース時に黒色または青色の画面として出荷される予定とのこと
実は、プレビュー版でBSOD画面の色が変更されたのはこれが初めてではない。2017年には緑色の画面がテストされたが、結局正式には採用されなかった(参考記事:Microsoft、死のブルースクリーンをグリーンスクリーンに変更か | TECH+(テックプラス))。また2021年には黒色の画面に変更されたが、これもしばらくして青色に戻された。
背景色が本当に黒色に変更されるのかはまだ不明だが、MicrosoftがBSOD画面の再設計を試みているのは確かであり、近い将来新しいデザインを見ることができるだろう。