Microsoftは3月25日(米国時間)、「Windows 10, version 22H2 known issues and notifications|Microsoft Learn」において、Windowsデバイスに接続されたUSBプリンタが予期せずランダムなテキストを印刷する不具合を修正したと伝えた。

これは2025年1月のプレビュー更新プログラム(KB5050081)およびこれ以降の更新プログラムを適用したWindows 11バージョン23H2、22H2およびWindows 10バージョン22H2に影響したが、3月のプレビュー更新プログラムによって解決された。

  • Windows 10、version 22H2 known issues and notifications|Microsoft Learn

    Windows 10, version 22H2 known issues and notifications|Microsoft Learn

ネットワークコマンドや異常な文字を含むデータを印刷

Microsoftの報告によると、不具合はUSB印刷プロトコルとIPP over USBプロトコルの両方をサポートするUSB接続のデュアルモードプリンタで発生する可能性があるという。不具合が発生した場合、プリンタは「POST /ipp/print HTTP/1.1」から始まる文字列を予期せず印刷する可能性がある。

不具合の発生条件は特定されていないようだが、プリンタの電源を入れたときやデバイスを再接続したときに発生しやすいとされる。

3月のプレビュー更新プログラムにて解決

この不具合は3月25日(米国時間)にリリースされた3月のプレビュー更新プログラムによって解決された。Windows 10の情報は「March 25, 2025—KB5053643 (OS Build 19045.5679) Preview - Microsoft Support」から、Windows 11の情報は「March 25, 2025—KB5053657 (OS Builds 22621.5126 and 22631.5126) Preview - Microsoft Support」から確認することができる。

この更新プログラムにはプリンタの修正以外にも重要な改善と問題の解決が含まれており、対象バージョンのWindowsを利用しているユーザーにはインストールが推奨されている。

不具合の影響を受けるデバイスには通常のロールアウトとして提供される。そのため、Windows Updateから速やかにインストールできるとみられるが、更新プログラムが表示されない場合は「Microsoft Update カタログ」からダウンロードしてインストールすることも可能。