サイボウズは3月17日、フィリピンのマニラに「グローバルカスタマーセンター マニラ拠点」を設立し、アジア・オセアニア地域の「kintone(キントーン)」ユーザーを対象にしたカスタマーセンター業務を開始したと発表した。APAC地域でのカスタマーサポート体制を強化し、グローバルビジネス拡大に向けてユーザー獲得につなげる考えだ。

  • グローバルカスタマーセンター マニラ拠点が所在するビルの外観と、マニラ拠点の内観

    グローバルカスタマーセンター マニラ拠点が所在するビルの外観と、マニラ拠点の内観

サイボウズは、国内外に6つ(札幌、横浜、松山、那覇市前島、那覇市松山、アメリカ・ロサンゼルス)にカスタマーセンターを設置している。新拠点は、ロサンゼルスにつづき海外で2拠点目、国内外合わせて7拠点目のカスタマーセンターとなる。

サイボウズは海外拠点として、2022年3月にマレーシア法人、2024年3月にタイ法人を設立し、APAC地域における事業展開を拡大している。フィリピンの首都マニラは、数多くの企業がグローバルカスタマーセンターを開設しており、英語力やカスタマーサポートスキルの高い従業員を採用しやすいことから、カスタマーセンター開設先として選定したという。

新設したマニラ拠点は、APAC地域のkintoneユーザーを対象に、英語で主にメールでの問い合わせ対応を行う。今後は規模を拡大し、顧客のニーズに合わせてチャット対応やユーザーコミュニティといったWebサポートなどのチャネルを増やし、24時間365日での対応を可能にできる体制をつくっていく予定とのことだ。