Google Chrome、Firefox、Safariなど、さまざまなWebブラウザがあるが、Windowsを使っている流れで、Webブラウザもマイクロソフトが提供している「Microsoft Edge」を使っている人が多いかもしれない。
ブラウザによって、使い勝手を上げるちょっとした裏技がある。本稿では、知っておきたいMicrosoft Edge活用のテクニックを紹介しよう。
サイドバーでCopilotを使う
Edgeから、MicrosoftのAIアシスタント「Copilot 」を使うことができる。画面右上のCopilotのアイコンをクリックすると、サイドバーにCopilotの画面が開く。
「フリマで売れるコツを教えてください」と聞いたら、「商品の見せ方を工夫する」「価格設定を適切にする」「商品の状態をよくする」「写真を多く載せる」「説明文を工夫する」「出品のタイミングを考える」という6つのコツを教えてくれた。
このように、Copilotは質問に対し文章で回答してくれるほか、画像を生成したり、分析用に特定の種類のファイルをアップロードしたり、会話の履歴を表示したりすることができる。
Webサイトをアプリに変える
Microsoft EdgeではWebサイトをアプリに変換することができる。これにより、サイトをデスクトップ、[スタート]メニュー、タスクバーから起動して、Webサイトを簡単に管理できるようになる。
Webサイトをアプリに変えるには、画面右上の省略記号アイコン (…)をクリックして、[アプリ]-[このサイトをアプリとしてインストール]を選べばよい。アプリにしたWebサイトは[アプリ]-[アプリの表示]の画面の省略記号アイコンを押すと開く[アプリの管理]から管理できる。
タブをスリープ状態にする
ブラウジングをしているうちに、たくさんのタブが開いてしまっていることが間々ある。しかし、タブを開きすぎると、ブラウザの速度が低下することがあるので、注意が必要だ。
タブをたくさん開いてしまったときは、タブのスリープ機能により、非アクティブになったページでシステムリソースの使用を停止するのも手だ。
この設定は、省略記号アイコン (…)をクリックして、[設定] -[システムとパフォーマンス]に移動して(edge://settings/systemからも同じ画面が開く)、[パフォーマンスの最適化]-[非アクティブなタブを、指定された時間が経過した後、スリープ状態にします]で行える。非アクティブな状態の時間を30秒から12時間の間で設定できる。
Edgeにテキストを読み上げてもらう
EdgeではPDFファイル、電子書籍、Web ページを読み上げることができる。それには、Webページ上で右クリックして[音声で読み上げる]を選択すればよい。
ツールバーの[音声オプション]で、音声を変更したり、読み上げ速度を制御 したりすることが可能。
パスワード保護を強化する
Edgeは、パスワードに関わる機能として、侵害されたログインについて警告するパスワードモニターと、新しいアカウントに強力なパスワードを提案するパスワードジェネレーターを備えている。
パスワードモニターは、[設定]の[ウォレット]で、[漏洩したパスワードのスキャン] を有効にすれば使えるようになる。
パスワードモニターを初めて有効にすると、ブラウザに保存したパスワードをクラウドに格納されている既知の漏洩したパスワードの大規模なデータベースと照合する。ユーザー名とパスワードのペアのいずれかがデータベース内のデータと一致する場合、 [パスワード モニター] ページに表示される。
パスワードジェネレーターを使用するには、[パスワードの保存を提案する]を有効にすればよい(同時に、 [強力なパスワードを提案する]も有効になる)。これにより、Edgeが強力なパスワードを提案するようになる。
デフォルトの検索エンジンを変更する
Edgeではデフォルトの検索エンジンとして、MicrosoftのBingが設定されている。自社製品を使うのはもっともだが、EdgeでもGoogleなど別な検索エンジンを使いたい人もいるだろう。
その場合、[設定]-[プライバシー、検索、サービス]において、[サービス] セクションまで下にスクロールし、[アドレス バーと検索] -[アドレス バーで使用する検索エンジン。]を選択して、好きな検索エンジンを設定する。