リコージャパンは1月21日、人事業務の効率化や評価プロセスの可視化を支援するタレントマネジメントサービス「RICOH 人財ポータルサービス」の提供を開始することを発表した。特に中堅・中小企業が導入しやすい価格帯で提供するという。
簡便な操作性を実現
同サービスは資格情報データベースや評価シートなど、さまざまな書式に分散または散在する人事情報の一元管理を支援し、過去のデータを含めた検索や参照が可能な環境の構築を実現する。人事情報管理の場面でよく使われる機能や設定をプリセットしているため、構築・設定に時間がかからずにログイン後すぐに利用が開始できる点や、専任担当者でなくとも管理・運用しやすい操作性が特徴だという。
パートナー企業サービスとの連携も可能
また、リコージャパンのパートナー企業が提供する給与システムの情報をAPIやCSVファイルによって「RICOH 人財ポータルサービス」に取り込み、反映できる。例として、オービックビジネスコンサルタント(OBC)の「給与奉行クラウド」や、ピー・シー・エーの「PCAクラウド 給与」に登録した社員情報や組織情報(組織名称、階層など)をAPI連携でRICOH 人財ポータルサービスに取り込むことで、人財ポータルサービスの基本情報欄にも反映される。
社員の入退社時や組織改編などのタイミングでデータを連携することで、社員情報の登録・更新作業の効率化が見込める。さらには、データの重複や抜け漏れ防止も期待できる。2025年夏ころには勤怠システムとの連携を予定するなど、基幹システムとの連携も順次拡大予定。