ユビキタスAIは1月17日、B2Bテクノロジービジネスプラットフォーム「HEXAGON(ヘキサゴン)」賛同のスタートアップが提供する製品・サービスをパッケージ化し、顧客のさまざまな課題を包括的に解決する「HEXAGON スタートアップパッケージ」を提供開始した。

「HEXAGON スタートアップパッケージ」の概要

2022年6月に開始したHEXAGONは、現時点で98の企業・団体が賛同し、うち64社がスタートアップが占める。同プラットフォームにおけるスタートアップとの連携では、各社の提供する製品・サービスを同社が販売している。

各スタートアップの製品・サービス単位での提供では、1つの顧客課題解決にしか対応できず、結果として提供価値が限定的になっているほか、顧客を取り巻く環境・市場は常に変化するため課題は多面的であり、顧客自体も気づいていない潜在的な課題も存在するという。そのため「用途に応じた課題の提示」や「複数の製品・サービスによる顧客の課題を引き出す統合的かつ柔軟なソリューション提案」が求められている。

スタートアップパッケージは、用途に応じた多くのスタートアップが提供する製品・サービスをユビキタスAIが1つにまとめる(パッケージ化)ことで、1つの顧客課題を解決するだけでなく、顧客自身が気づいていない潜在的な課題も発見し、顧客の抱える多様な課題を総合的に解決するパッケージとなる。

  • 「HEXAGON スタートアップパッケージ」のコンセプト

    「HEXAGON スタートアップパッケージ」のコンセプト

また、課題解決のために自社開発をすると「完成まで時間がかかりタイムリーに解決できない」「エンジニア不足で進捗に遅延が出る」「開発投資による固定資産償却費用負担が発生する」などの課題が発生することがあるが、その解決策となり得る製品・サービスを検証し、有効な製品・サービスを短期間で導入することができるという。

同パッケージを利用することで、顧客が抱える課題や認知していなかった課題に対して包括的かつ即時的に効果のある解決策を得られるだけでなく、今後の市場・ニーズの変化にも柔軟に対応できる手段を得ることで、継続的な競争力強化を実現することができるとのこと。

また、スタートアップにとっては用途別にパッケージ化して提案することで、顧客が製品・サービスを具体的にイメージできるようになり、多くの販売機会が得られとしている。今後も順次、賛同スタートアップの製品・サービスを追加し、新たな用途別パッケージと、各パッケージの製品・サービスを拡充させていく考えだ。