Microsoftはこのほど、「Announcing Windows 11 Insider Preview Build 22635.4515 (Beta Channel)|Windows Insider Blog」において、Windows 11バージョン24H2のファイルエクスプローラーに存在する複数の不具合を修正したと伝えた。

  • Announcing Windows 11 Insider Preview Build 22635.4515 (Beta Channel)|Windows Insider Blog

    Announcing Windows 11 Insider Preview Build 22635.4515 (Beta Channel)|Windows Insider Blog

エクスプローラーの不具合

Microsoftが修正したファイルエクスプローラーの不具合は次のとおり。

  • アドレスバーにパスを入力しても機能しない場合がある
  • 全画面表示(F11キー)時に、アドレスバーが予期せずコンテンツと重なる
  • クラウドファイルを右クリックしたときのコンテキストメニューの起動パフォーマンスに問題がある
  • 検索結果のクラウドファイルのサムネイル表示に問題がある
  • 特定の場所に新しいフォルダーを作成しようとするとクラッシュする
  • 全画面表示でアドレスバーとナビゲーションウィンドウが重なっている(左上)

    全画面表示でアドレスバーとナビゲーションウィンドウが重なっている(左上)

さらなる不具合も

これら修正はWindows Insider Programのベータチャネルに段階的に展開される予定。リリースチャネルへの展開時期は明らかになっていない。

Microsoft専門のニュースサ イト「Windows Latest」は、これら以外にもWindows 11バージョン24H2のファイルエクスプローラーには不具合があると指摘している。指摘された不具合は、メニューの3点リーダーアイコン「もっと見る」を選択した際に、コンテキストメニューが上方向に表示され、画面外にはみ出してしまうというもの(参考:「Microsoft confirms Windows 11 Explorer overlaps content bug」)。

  • 「もっと見る」コンテキストメニューが上方向に表示され画面外にはみ出す

    「もっと見る」コンテキストメニューが上方向に表示され画面外にはみ出す

Microsoftはこの不具合を認識しており、近い将来修正する予定としている。クラッシュする問題を除き、いずれも致命的な不具合とは言えないが、ふとした際に気になるものが多くWindowsエクスペリエンスを低下させる要因となっている。これら不具合を修正した更新プログラムの提供時期は明らかになっていないが、今後速やかに提供されることが望まれている。