Microsoftは1月6日(米国時間)、「CES 2025: The year of the Windows 11 PC refresh|Windows Experience Blog」において、2025年はWindows 11へ更新する年になると伝えた。

同社はWindows PCの将来と可能性について楽観的と表明し、安全で高速なWindows 11への乗り換えや採用を推奨している。

  • CES 2025: The year of the Windows 11 PC refresh|Windows Experience Blog

    CES 2025: The year of the Windows 11 PC refresh|Windows Experience Blog

新しいコンピューティングの未来

Microsoftは、革命を起こす新しいコンピュータとして人工知能(AI: Artificial Intelligence)をサポートした「Copilot+ PC」を取り上げ、次のように述べている。

高性能で安全なWindows 11 PCは、速度、インテリジェンス、セキュリティの新たな基準となり、現在市場に出回っているものを上回る驚異的なバッテリー寿命を備えている。実際、Copilot+ PCは、現在使用されている最も一般的な5年前のWindows PCよりも最大5倍高速で、トップモデルはApple M3を搭載したMacBook Airよりも最大58%高速だ。

現在発表されているCopilot+ PCはQualcommのSnapdragonを搭載しており、MicrosoftはCopilot+ PCを推すことでWindows 11のシェア拡大とともに、提携企業への投資拡大も狙っているとみられる。既存の大手CPUベンダーのIntelおよびAMDは、2025年中に自社のプロセッサのCopilot+ PC対応を表明している。

Copilot+ PCを推すもう一つの理由

Microsoftは喫緊の課題として、Windows 10からWindows 11への移行が進まない問題を抱えている。Windows 10は2025年10月14日にサポート期限を迎え、この日以降、原則としてセキュリティアップデートや機能アップデートが配信されない。セキュリティに問題のあるWindowsの利用はMicrosoftの望むところではなく、すべてのユーザーに速やかなアップグレードを推奨している。

しかしながら、実際はWindowsシェアの6割以上をWindows 10が占め、ここ2カ月でWindows 10のシェアが拡大している(参考:「Windows 10のシェアが拡大、Microsoftの戦略に影響の可能性 | TECH+(テックプラス)」)。

この問題を解決し、さらにMicrosoftや提携企業の利益を求めるうえで、Copilot+ PCは理想的な商品に見える。しかしながら、現在Windows 10を利用しているユーザーの多くは今の環境に満足しているとみられ、AI搭載PCに魅力を感じているとは考え難い。

それでもMicrosoftはNVIDIAやIntelなどと協力して、AIエクスペリエンスを追求していく構えだ。1月7日から開催されるCES 2025では、次のようにAIについて発表を行うと明らかにした。

どのようにしてAIを誰もが利用しやすく、より安全に利用できるようにしているか、また、この分野と業界を持続的に発展させているかについて紹介する。私たちと共にWindows 11に移行する世界の皆様を、新機能、強化されたセキュリティ、改善された機能、そして慣れ親しんだWindowsエクスペリエンスでお迎えする。

サポート期限が近づくにつれ、自然とWindows 11への移行が進む可能性や、Copilot+ PCの推進が功を奏する可能性もある。Microsoftの今後の動向に注目していきたい。