エクサウィザーズのグループ会社であるExa Enterprise AIは12月25日、IR×Techサービス「exaBase IRアシスタント」について、AIエージェントによる投資家面談の議事録の自動分析機能を実装したことを発表した。蓄積したIR面談議事録から最大200件を対象とする定量分析や、投資家の質問傾向分析、投資家ごとのフォーカスを可視化する機能を持つという。

これらの分析結果は約10分で出力可能。同社は、従来のIR担当者の作業時間を90%超削減し、取締役会や経営会議での迅速な情報共有や経営戦略への反映を支援するとしている。

  • AIエージェントによる投資家面談の議事録の自動分析機能を実装した

    AIエージェントによる投資家面談の議事録の自動分析機能を実装した

議事録から投資家の質問傾向を自動分析

月間・四半期・年間などの一定期間において、対象とする投資家がどのような質問傾向があるのかを、AIエージェントにより全体を定量的に分析可能。さらにその情報はテーブルやパイチャートなどに図示して可視化でき、全社経営戦略に迅速に反映できる。また、2025年2月以降には、データの編集や分析した結果のダウンロードが可能となる機能を実装予定。

  • 質問傾向の集計イメージ

    質問傾向の集計イメージ

投資家面談の件数や属性を定量的に分析

IR面談の件数、国内外の地域別の比率、バイサイド・セルサイドの面談比率、ミーティングの規模別(1 on 1、スモール、ラージ)、形式別(対面、Webなど)を集計可能。四半期別や前年同期比において、どのようなIR面談が行われたのかを定量的に比較できる。これにより、IR担当者は年間計画やPDCA(計画・実行・評価・改善)サイクルを策定しやすくなるという。

  • 集計結果のイメージ

    集計結果のイメージ