NTT DXパートナーは12月16日より、メーカーの新商品開発を成功体験へと変える「新商品プロデュース事業」の一環として、生活者の「あったらいいな」をもとに生成AIが新商品アイデアを生み出す「架空商品モール」を提供開始する。
メーカー向けに「架空商品モール」を先行公開
同社は先行検証として今年9月から、「架空商品モール」の一部機能を使ってアイデアを生み出すワークショップをメーカー5社と開催し、生活者計約100名にAIを活用した架空商品生成を体験してもらった。
ワークショップで生み出されたアイデアは245個に上り、生活者の声×生成AI活用によるアイデアの「目新しさ・幅広さ」と、半日で数多くのアイデアが生まれる「即効性」が確認されたという。
メトロ電気工業では、ワークショップで生まれた新商品アイデアの知的財産権を取得し、商品開発に向けた検討を開始している。
「架空商品モール」の3つの機能
「架空商品モール」の主要機能は「AI学習機能」「AIチャット機能」「テストマーケティング機能」。
具体的には、メーカーの技術力や特許をAIに事前に学習させることにより、技術力/特許を活用したアイデアを生み出すことが可能となる。
また、「生活者のよくある悩み」と「AI」を掛け合わせることにより、社内だけでアイデアを考えるよりも新規性の高い架空商品を数多く生み出せる。
どの生み出された架空商品に多くの欲しいが集まるのかをランキング式などで検証できるため、需要予測が立てやすくなる。
「架空商品モール」の主な構成
「架空商品モール」は、トップページ、メーカーのキャンペーンページ、チャットボット、 メーカーごとのコンテンツ管理ページで構成される。
メーカーのキャンペーンページでは、メーカーが、自社の紹介や生活者に作ってほしい商品ジャンル・アイデア、開発にかける思いなどを掲載し、アイデアを募集できる。
そして、メーカーのアイデア募集に対して、生活者が生成AIチャットボットを活用しアイデアを生み出す。