エクサウィザーズのグループ会社であるExa Enterprise AIは12月6日、法人向けChatGPTサービス「exaBase 生成AI」の教育機関に特化した「exaBase 生成AI for アカデミー」の提供を開始することを発表した。

2023年6月に同社が提供開始したexaBase 生成AIは、京都大学、神戸大学、福島大学など複数の教育機関が導入したという。教育機関への生成AI導入実績や各校からのフィードバックをexaBase 生成AI for アカデミーに組み込むことで、教職員の業務負担の軽減やリスキリングの支援、学生の学習アシスタントなどが可能となる生成AIサービスを提供するとのことだ。

  • exaBase 生成AI for アカデミーの提供を開始する

    教育機関に特化したexaBase 生成AI for アカデミーの提供を開始する

exaBase 生成AI for アカデミーは、生成AIを使ったことがない、または慣れていない教職員や学生でもすぐに使えるプロンプトを実装している。教職員向けにはシラバスの作成、各学生に合わせた課題作成の案出し、授業で利用する教材探しなどを支援。学生向けには学習のアシスタント、就活面接ロープレ、写真を使用した板書内容のまとめなど、必要な情報をテンプレートに入力するだけで回答を生成可能。今後もプロンプトを開発し有料にて提供予定とのことだ。

また、入力内容は学習データとしての利用禁止に加え、入力データを国内で完結させるなど、教育機関で安心して使用できる機能を搭載した。日本マイクロソフトとの連携により、GPT-4oの提供にも対応。高精度かつ高速レスポンスで、忙しい現場でも生産性向上に寄与するとしている。

  • exaBase 生成AI for アカデミーの画面例

    exaBase 生成AI for アカデミーの画面例