ピュア・ストレージは12月3日(米国時間)、キオクシアとの連携を発表した。ピュア・ストレージはこの連携を通じて、ハイパースケール環境におけるニーズ拡大への対応を図るとしている。

HDD(ハードディスクドライブ)に依存するストレージソリューションは、スピード、拡張性、信頼性に限界があり、電力消費量も大きいことから、ハイパースケール環境のニーズへの対応が困難とされる。

HDDをベースとするソリューションは、ハイパースケール環境で生成される膨大なデータの処理に必要なレイテンシーや処理能力といった条件を満たさず、最新のデータセンターに求められる統合性および拡張性の提供が困難だという。

こうした課題に対してピュア・ストレージとキオクシアは今回の連携を通じて、ハイパースケール環境のニーズに対応するデータ・ストレージ・プラットフォームをゼロベースで構築し、提供する。これにより、俊敏な拡張や、ハイパースケール・データセンターの省エネ化、物理的なフットプリントの低減が可能になるとのことだ。

ピュア・ストレージが提供するデータ・ストレージ・プラットフォームと、キオクシアが提供するQLC(クアッドレベルセル)フラッシュ・メモリを組み合わせることにより、ハイパースケーラは高性能を維持したままデータの急増に対応できるとしている。