ダンロップスポーツマーケティング、ECサイトに不正注文検知サービス「O-PLUX」導入

不正注文検知サービスを提供し、安全なネット通販のインフラづくりに貢献するかっこは11月12日、自社サイトで公開する不正注文検知サービス「O-PLUX」の導入事例において、クレジットカード不正利用対策として利用しているダンロップスポーツマーケティングのECサイト「ダンロップスポーツ公式オンラインストア」の事例を公開した。

かっこが提供する不正注文検知サービス「O-PLUX」は、データサイエンスを活用した独自の審査ロジックにより、不正注文をリアルタイムに検知し、クレジットカードのなりすまし注文、不正転売・悪質転売、後払い未払い等の不正被害の防止及び審査業務の自動化を実現するクラウドサービス。

▲不正注文検知サービス「O-PLUX」の利用イメージ

このほど、ダンロップスポーツマーケティングのECサイト「ダンロップスポーツ公式オンラインストア」への導入事例を公開した。「ダンロップスポーツ公式オンラインストア」は、「スポーツを愛する人のココロを動かし、笑顔をつくる。」を理念に掲げ、ダンロップ・ゼクシオ・スリクソン・クリーブランドゴルフなどのゴルフ用品をはじめ、テニスなど各種ラケットスポーツ用品を幅広く販売している。

ダンロップスポーツマーケティングは、ECサイトを立ち上げる前から国内大手のショッピングモールを利用しており、不正が疑われる注文でクレジットカード決済が保留されるケースが発生していた。こうした背景から、ECサイトでは立ち上げ時から3Dセキュアや不正検知サービスの導入によるクレジットカード不正利用対策を行う方針を定め、複数の不正検知サービスを比較検討した結果、利用するECシステムとの連携実績があり、11万サイト以上の共有ネガティブデータや最新の不正傾向を反映した豊富なデータベースが決め手となり、2022年5月のオープン当初より「O-PLUX」を導入している。

導入の効果には、クレジットカード不正利用被害の抑止と、目視チェックの工数削減を挙げた。「O-PLUX」の導入により、不正の疑いがある注文を即座に把握できるようになり、優先順位をつけた効率的な対応が可能になったことで、作業工数の大幅な削減を実現しており、クレジットカードの不正利用は現在まったく発生していないという。

「O-PLUX」の利用について、ダンロップスポーツマーケティング デジタル推進部 課長 小磯里美氏は、「当社では、高額商品の取り扱いが多いため、自社ECサイトのセキュリティに関して、ECサイトオープン前から対策を講じ、お客様に安心してご利用いただける環境を整えてきました。『O-PLUX』を導入する際には、既存のECサイトシステムでの導入実績があったため、データ連携がスムーズに進み、導入も大きな問題なく完了しました。以前はショッピングモールを通じた注文で、月に4、5回ほど不正の疑いでクレジットカード決済が保留になるケースがあり、不正対策の重要性を感じていました。現在は、注文数が増加する中でセキュリティをさらに強化しつつ、お客様が安心して弊社のECサイトをご利用いただけるように運用してまいります」とコメントした。