サイボウズは11月27日、同社およびマレーシア法人・Kintone Southeast Asia(以下、Kintone SEA)が、サラワク州政府の公営企業・Sarawak Digital Economy Corporation(以下、SDEC)と、kintone販売に関するパートナー契約を2024年10月8日に締結したことを発表した。

サラワク州は、近年デジタル化に注力している州として注目されている。SDECは、サラワク州政府の公営企業として、デジタル化を通して州の経済成長を推進することを目的に2018年に設立され、2020年の事業開始以降、デジタル事業の新規開発や、州内の民間企業へのデジタル化支援などを行っている。

  • 2024年10月16日にBorneo Convention Centre Kuchingで開催された調印式の様子

販売パートナー契約締結の目的

SDECが、サイボウズ・Kintone SEAと販売パートナー契約を締結した理由としては、kintoneが低コスト・スモールスタートで導入できる点、ノーコード・ローコードツールとしてITの専門知識がない現場担当者でもシステムを構築・運用できることから、中小企業のデジタル化推進を後押しできる点があるという。

一方、Kintone SEAは2022年3月の開設以降、マレーシアでkintoneの販売・営業活動を行ってきたが、サラワク州での営業・販売活動は、今回を機に本格的に開始となる。

サイボウズおよびKintone SEAとSDECは、今回の販売に関するパートナー提携を通し、双方のデジタル技術や知見、ネットワークといった強みを生かして協力し、州内の主に中小企業に向け、kintone販売の拡大、およびデジタル化促進を目指す。