日立ソリューションズは10月29日、ブロックチェーン技術を基盤としたWeb3について、実践的に学べるトレーニングから事業化のためのシステム開発まで支援する「Web3向け開発支援ソリューション」を提供開始すると発表した。
「Web3」とは
Web3は、安心安全な価値交換を可能にする技術で、分散型アプリケーションを活用した高可用性や、契約を自動的に実行できるスマートコントラクト、データ改ざんの防止などを実現する。
地域通貨などのデジタル資産、管理者がいない自律的な運用コミュニティDAO(分散型自律組織)、流通の品質にかかわるサプライチェーンマネジメントなど、新しい仕組みも登場する一方で、技術者の不足により活用できていない企業も少なくない。
今回発表したトレーニングプログラムは、企業の新規事業創出を支援するもの。
Web3向け開発支援ソリューションの特徴
Web3向け開発支援ソリューションは、Web3に初めて触れる企業から、事業化に向けた検証を行いたい企業まで、どのステージの企業でもニーズに応じたプログラムを提供する。
基礎知識を学ぶ座学講座やシステム開発を体験できるハンズオン、事業アイデアの創出やデザイン検証などのコンサルテーションにより、体系的かつ実践的にブロックチェーンとWeb3について理解を深め、事業化の実現を支援する。
事業化のフェーズでは、日立グループ内で培ったノウハウをもとに、インフラや開発保守運用サポートを提供。開発や運用の課題に直面した際は、プロフェッショナル人財が解決のために伴走する。