統合コマースプラットフォーム「ecforce」を提供するSUPER STUDIOは10月23日、統合型動画ソリューション「Firework(ファイヤーワーク)」を提供するFirework Japanと協業を開始した。これにより「ecforce」を導入する事業者は、タグを設置するだけでECサイトに動画掲載やライブコマースを実装できる。今回の協業を記念し、期間限定で「Fireworkフリープラン for ecforce」を提供する。事業者の売上・LTV向上に向けた課題解決の支援強化を目指す。
SUPER STUDIOが提供する「ecforce」は、マーケティングからサプライチェーンまで、コト・モノに関わるすべての人々の顧客体験を最大化する統合コマースプラットフォーム。オンラインとオフラインのデータを統合管理し、ECビジネスの最適化に留まることなく、モノづくりのビジネス全体を最適化することを目指しており、2017年のサービス提供開始以来、これまで約1400を超えるショップに導入されている。
このほど、企業の顧客体験向上における課題に対し、サイト上での動画コミュニケーション活性化を通じてこれまで多くの企業を支援してきたFirework Japanとの協業を開始した。
Firework Japanの提供する統合型動画ソリューション「Firewor」は、ショート動画やUGCの掲載、ライブコマース実装を中心に、これまでグローバルで9000以上のサイトに導入されている。
今回の協業により、「ecforce」を利用する事業者は、「ecforce」側の各種管理画面にタグを設置するだけで、自社ECサイトへの「Firework」の動画プレイヤーの設置、ライブコマースの実装が可能となる
「Firework」ではさまざまなショート動画フォーマットを用意しているため、自社で作成した動画やSNSでユーザーが投稿した動画をアップロードして掲載することができる。
▲豊富なショート動画の掲載が可能
「Firework」のライブコマースは、コメント機能だけでなく、商品リンクの設定やライブ配信から離脱させずにページ遷移させるPinP(ピクチャーインピクチャー)機能など多彩な機能を有している。各種SNSで同時にライブコマース映像を配信することもでき、SNSから自社ECサイトへの集客ツールとして活用できる。
▲売上に貢献する機能が豊富
さらに「ecforce」に付随するAppsを活用すると、チャットボットやメールにも動画を挿入できる。チャットボットでは、「ecforce chat」で設定するシナリオに応じて、動画コンテンツを設定でき、ユーザーに対して商品・サービスの魅力を動画で視覚的に訴求することで購買意欲の向上が期待できる。
メールにおいては、ECサイトに掲載したショート動画やライブコマースで配信した内容をアーカイブ動画にGIFサムネイル化し、「ecforce ma」の管理画面でメールへの挿入が可能。CRM施策の質の向上に貢献する。
今回の協業に先がけ、SUPER STUDIOが自社D2Cブランド「(ふつうの)ショップ」で実施した「Firework」実証実験によると、トップページ・商品ページに動画を掲載した結果、短期間でCVRが413%向上、平均セッション時間4分15秒向上、セッションあたりの平均遷移ページ数が156%向上するなど大きな成果を得た。
▲「(ふつうの)ショップ」での活用例、ecforce chat上での動画挿入が可能に
SUPER STUDIO、Firework Japanの両社は、今回の機能連携を皮切り「ecforce」「Firework」とに付随する各種Appsとの連携を強化していく考えを示した。さらに今回の機能連携に関する共催セミナーの開催も予定している。
▲「(ふつうの)ショップ」での活用例、ecforce maの管理画面で簡単に動画設定が可能
両社は今後、「ecforce」「Firework」を導入する事業者をはじめ、あらゆる事業者に向け有益な情報を届けるとともに、事業者の売上・LTV向上に向けた課題解決の支援を加速する考えを示した。
▲「(ふつうの)ショップ」での活用例、サイトトップの右下に動画掲載
▲「(ふつうの)ショップ」での活用例。商品ページへの動画掲載
今回の協業開始を記念し、12月31日までの期間限定で「ecforce」を導入している事業者を対象に、Fireworkのショート動画機能が無料になる「Fireworkフリープラン for ecforce」を提供する。