LegalOn Technologiesは10月15日、AI法務プラットフォーム「LegalOn Cloud」において、契約書に関する指示や質問に対して回答する生成AIを活用した「LegalOnアシスタント(β版)」を10月16日より実装することを発表した。契約書の修正文案の提案や契約条項の要約、専門用語の解説などについて質問すると回答が得られる。
LegalOnアシスタント(β版)
生成AIを搭載した「LegalOnアシスタント(β版)」は、ユーザーがLegalOn Cloudにアップロードした契約書について任意の指示や質問をすると回答が得られる機能。契約書の修正文案の提案や契約条項の要約、権利義務の抽出、専門用語の解説、修正前後の契約書の比較など、ユーザーが定型的に行っている業務をLegalOnアシスタント(β版)に呼びかけることができる。また、あらかじめ設定された既定の指示や質問をワンクリックで実行できるボタンも備える。
LegalOn Globalから昨日を逆輸入
LegalOn Assistantは2024年2月からグローバル向けのAI契約レビューサービス「LegalOn Global」で先行して提供している機能。すでに利用を開始しているユーザーからは、「専門用語をLegalOn Assistantで調べられている」「契約書業務が50%短縮された」などの評価があるという。
これを受けて、法務担当者の課題は万国共通であることから、同社は日本でも「LegalOnアシスタント(β版)」の提供を開始する。なお、LegalOn Globalで提供している機能を日本向けのプロダクトに搭載するのは初の試みとのことだ。同社は今後についても、国内向けとグローバル向けの双方にプロダクトを開発し提供している強みを生かしてユーザーの業務効率化と業務価値向上を支援するとしている。