Aiロボティクス、東証グロースに上場 龍川社長「1年以内に時価総額1000億円に」

生ビタミンC配合のスキンケア化粧品「Yunth(ユンス)」などをECで販売するAiロボティクスは9月27日付で、東京グロース市場に上場した。同日、東京証券取引所で行われたセレモニーには、タレントの佐々木希や、ネクシーズの近藤太香巳社長が集まった。龍川誠社長は本紙の取材に対して、「1年以内に時価総額1000億円を本気で目指す」と話した。

同社は、「Yunth」をはじめとした化粧品や美容器のD2C事業を展開している。2024年3月期の売上高は、前期比93.7%増の70億6100万円だった。そのうち、D2C事業の売上高は、同2.8倍の69億6100万円だった。売り上げの大部分を、「Yunth」が占めているとみられる。

▲上場セレモニーにタレントの佐々木希やネクシーズの近藤太香巳社長が参加

2024年4‐6月期(第1四半期)の売上高は、前期比64.7%増の25億5000万円となった。定期購入が中心の自社ECサイトの売上高が7割を占めたとしている。

2月に発売した、美容機器の「Brighte(ブライト)」は、すでに同社製品の売り上げの3割を占めているという。

龍川社長は、「『Yunth』や美容機器の『Brighte』が好調に伸びており、一定の『ヒットの再現性』が作れたと考えている。今後は自社ブランド開発に加え、積極的なM&Aも考えている」と話している。