サイボウズは10月1日、ノーコードツールとの連携に関する考え方をまとめた「DX時代の基幹システムの現実解 ERP×ノーコードツールのアプローチ」を無料で公開した。
このレポートは、アイ・ティ・アールでエンタープライズ向けアプリケーション構築に関わるプリンシパル・アナリストの浅利 浩一氏へのインタビューをアイティメディアまとめたもの。
業種や規模を問わずデータドリブン経営への関心が高まるなか、基幹システムの刷新に取り組みERPパッケージ(以下ERP)を活用する企業が増えている。経済産業省が公開している「DXレポート」では、老朽化したシステムが「2025年の崖」問題について、DXの推進を怠れば甚大な経済損失が生じると警鐘を鳴らしている。
このレポートでは、基幹システム構築のアプローチとして注目されている「Fit to Standard」という考え方とその種類について解説し、ERPとノーコードツールを組み合わせた基幹システムの新しい解決策について解説している。
ホワイトペーパーの抜粋として、DX時代の基幹システムは市場変化に迅速かつ柔軟に対応できるERPを軸に、企業ごとに最適な単位で分けた機能が疎な関係で連携する疎結合システムであることが求めら、基幹システム構築のアプローチの考え方である「Fit to Standard」が注目されているという。基幹業務には標準システムを活用する「Fit to Product Standard」、自社固有業務には柔軟なノーコードツールを用いる「Fit to Company Standard」の2種類があり、これを適切に組み合わせることが重要とのことだ。
「Fit to Standard」の実現に有効なERP×ノーコードツールの組み合わせにおいて、kintoneは「Fit to Company Standard」に適した要素を持ち、基幹業務についてはERPで管理し、未確定データの分散入力や集計、申請、ERPからのデータ参照などをkintone上で行う、ERP×ノーコードツールの組み合わせが有効だとしている。
なお、「DX時代の基幹システムの現実解 ERP×ノーコードツールのアプローチ」では、「Fit to Standard」の実践方法が詳しく解説されており、基幹システム刷新の課題解決に役立つことが期待されている。同ホワイトペーパーはこちらのページから無料でダウンロード可能。