YE DIGITAL(以下略、YEデジタル)は、システム開発能力の向上と業務効率化を促進するソフトウェア開発支援環境「AI-ChatBuddy」を構築、クローズド環境から全社での利用を開始したことを8月21日に発表した。

ソフトウェア開発やコールセンター業務で効果を上げている「AI-ChatBuddy」

社内ノウハウを体系化しChatGPTに組み込む形で構築される「AI-ChatBuddy」は、仕様書の図の内容を読み取ることが可能なAI-OCR機能やAIの回答精度を向上させるRAG(Retrieval-Augumented Generation:検索拡張生成)導入などによりソフトウェア開発支援も行える。社内の先行導入ではシステム開発でよく利用するプロンプトの工程ごとの搭載によるシステム開発工数削減(20%以上)などの成果を示している。

  • 「AI-ChatBuddy」のAI-OCR機能利用イメージ(同社資料より)

  • 「AI-ChatBuddy」のチャット機能利用イメージ(同社資料より)

2023年3月から社内でAI用のクローズ環境を用意し本格的な開発をスタート、同年10月にはシステム開発におけるプログラミング支援機能、コールセンター業務でのAIを活用した社内ナレッジ有効活用システムなどを実用化、12月には社内施設見学を支援する「AIアテンダント」など開発実績を積み上げる。

今回、得られた効果を社内全体に拡大するべくサービスの体系化を行い「AI-ChatBuddy」として全社展開を発表、8月より勉強会などを実施し、AI活用を促進していくという。