ナウキャストは7月31日、ニッセイアセットマネジメントと協働し、顧客への提案活動の高度化などさまざまな社内業務の効率化を目的として、生成AIを活用した社内アプリケーションを開発したことを発表した。

  • 社内の生成AI実行環境の画面イメージ

    社内の生成AI実行環境の画面イメージ

アプリケーションの概要

ニッセイアセットマネジメントでは、2023年8月から同社専用の生成AI実行環境の導入や、Azure OpenAI、Amazon Bedrockを用いた社内情報を参照できるチャットの構築など、資産運用会社における生成AIの活用方法の研究を行ってきた。

また、2023年9月~11月にかけて、社員から活用事例を募るため社内アイデアソン「DXブートキャンプ」を実施。同アイデアソンには延べ370人の社員が参加し、計23個の実用的なアイデアが提案され、その中から選ばれたアイデアから開発を行い、生成AIによる要約やプロンプトの工夫により、顧客の課題や関心のある資産クラスなどから適したレポートを社内検索する機能などをリリースした。

これらの開発テーマは、アイデアソンを通じて各社員が創出したものであり、業務の実態に即した「現場発の生成AI活用」といった点において、新規性並びに実用性の高い取り組みとなっている。

ナウキャストは今後も、ニッセイアセットマネジメントによる生成AIを活用した業務高度化の取り組みを支援していきたい構え。