ソラコムとフレクトは7月26日、フレクトのクルマと企業をつなぐドライバー働き方改革クラウドサービスである「Cariot」事業を、合弁会社として展開する契約を締結したことを発表した。

協業の背景

モビリティ業界においては、トラックドライバー不足を背景とした物流・運送の2024年問題やアナログな業務が多く存在することによる非効率などの課題への対策が求められている。

フレクトは、2016年からCariot事業を開始し、「クルマと企業をつなぐドライバー働き方改革クラウド」として、法人車両のリアルタイム位置情報活用と車両管理業務のDX(デジタルトランスフォーメーション)により、現場の業務効率化と安心・安全を提供してきた。

一方のソラコムは、IoTプラットフォーム「SORACOM」を展開し、IoTを活用するために必要となるアプリケーションやデバイスなどをワンストップで提供している。また、成長戦略の1つとしてコネクテッドカー領域への注力を掲げており、さらなる企業価値向上に取り組んでいる。

合弁会社の詳細

今回発表された新たな合弁会社は「株式会社キャリオット」という名称として設立され、代表取締役は黒川幸治氏が務める。

同社は10月から正式に業務を開始する予定で、ソラコムとフレクトはこの協業を通じて、より多くの企業に先進的な車両管理ソリューションを提供し、業界全体の発展に貢献していきたい考え。