インターネットイニシアティブ(IIJ)は7月1日、クラウド(IaaS)サービス「IIJ GIO(ジオ)インフラストラクチャーP2 Gen.2」の設備を新たに西日本に開設し、GIO P2 Gen.2のメニュー「フレキシブルサーバリソース」のディザスタリカバリ(DR)機能を提供すると発表した。
「IIJ GIOインフラストラクチャーP2 Gen.2」の概要
「IIJ GIOインフラストラクチャーP2 Gen.2」は、既存システムの設計思想をそのまま適用できるVMwareベースのホステッド・プライベートクラウド環境を提供する。
これにより、パブリッククラウドの手軽さとプライベートクラウドの自由度の両方のメリットを提供し、オンプレミスからのクラウド移行を支援する。
リソースは、1vCPUの仮想リソース単位で契約し、自由に仮想マシンを作成できる「フレキシブルサーバリソース」、ESXiサーバ単位で契約できるVMware仮想化プラットフォームである「デディケイテッドサーバリソース」から選択可能。
DR機能の概要
DR機能はフレキシブルサーバリソースにおいて提供される。同機能は、専用のコントロールパネルを通じて、仮想マシン(VM)レプリケーションに関わる一連の機能の設定ができ、DR保護対象のVM の選択やDR サイトへの切り替え操作等を簡単に行える。エージェントレス方式であるため、稼働している同期元VMの設定変更などは不要。
利用拠点から東西リージョンへの接続ネットワークにはIIJプライベートバックボーンを利用できる。その場合、災害や障害等の異常発生時もメインサイトと同じIPアドレスのまま、シームレスにDRサイトに通信経路を切り替えられる。
DR対象は1ノード単位で指定できるため、プライオリティの高いシステム群に限定してスモールスタートするなど、最適な構成を低コストで実現できる。