不正検知サービスを提供するかっこは、不正注文検知サービス「O-PLUX(オープラックス)」が、ゲオストアのクレジットカード不正利用及び不正転売対策として導入されたと発表した。多様化する不正手口への対策をサポートする。
かっこは、セキュリティ・ペイメント・データサイエンスの技術とノウハウをもとに、アルゴリズム、およびソフトウエアを開発・提供することで、企業の課題解決やチャレンジを支援。オンライン取引における「不正検知サービス」を中核サービスとして位置づけ、国内での導入実績数No.1の不正注文検知サービス「O-PLUX(オープラックス)」、金融機関や会員サイトにおける情報漏洩対策の不正アクセス検知サービス「O-MOTION(オーモーション)」やフィッシング対策等を提供している。
このほど、ゲオストアのゲオ公式通販サイト「ゲオオンラインストア」において、クレジットカード不正利用、および不正転売対策として「O-PLUX」が導入された。
「O-PLUX」は、データサイエンスを活用した独自の審査ロジックにより、不正注文をリアルタイムに検知し、クレジットカードのなりすまし注文、不正転売・悪質転売、後払い未払い等の不正被害の防止及び審査業務の自動化を実現するクラウドサービス。1つのサービスで、クレジットカード不正利用と転売を同時に対策ができるサービスは少ないが、「O-PLUX」は被害内容や決済方法にかかわらず、クレジットカード不正利用対策と併せて、悪質転売の対策も可能。数百以上の項目を複合的にチェックすることにより、多様化する不正手口の傾向に対応した対策を実現できる。
2023年のクレジットカード不正利用被害額は540億円にのぼり、前年より約100億円増加している。不正手口の巧妙化が進むなか、本人認証「EMV3-Dセキュア」と「O-PLUX」の併用によるクレジットカード不正利用対策を強化する事業者は、2024年第1四半期時点で前年同期比約2.6倍に伸長した。
「O-PLUX」は、ゲオが運営する家電などのサブスクレンタルサービス「あれこれレンタル」にも導入されており、「O-PLUX」導入後、不正利用がゼロになるなどその効果を実感できたことを受けて、「ゲオオンラインストア」での採用に至ったとしている。
今回の導入にあたり、ゲオ ゲオオンラインストア 渡辺氏は、「ゲオオンラインストアでは、換金性が高い商品を多く取り扱っております。もとより不正利用対策の必要性は感じており、3Dセキュア導入、さらにはECシステムの不正登録機能を利用し、目視確認などで対策を行ってきましたが、近年不正手口が多様化し対策に限界を感じていました。そんな中、 当社の他サービスでも『O-PLUX』利用しており、不正利用の抑制に一定の効果が見込めたという話も聞きました。そのうえで効果見込や運用方法を事前に把握できたことで、ゲオオンラインストアでも大きな効果が期待できると確信し、今回の導入を決定しました」とコメントした。