三菱総研DCSは4月24日、北九州市と立地協定を締結したことを発表した。新たに設立した九州支社を軸とし、北九州市のDX(デジタルトランスフォーメーション)化支援による地域経済の活性化と、同市民の積極的な雇用に努めていきたい考え。
提携の背景
北九州市は企業誘致を積極的に進め、これまで多くの企業が進出している。特に企業と大学・研究機関・行政との産学官連携や企業のスタートアップ支援、DX化推進など地域活性化のための活動に力を入れているという。
三菱総研DCSは、この北九州市を地域展開強化の候補地として定め、2023年2月に九州拠点準備室を設置し、北九州市の協力を仰ぎながら調査・検討を進めてきたという。そして2023年から、採用・雇用創出や地域企業との連携、地域DX化支援、多様な働き方の実現を目的として、「九州支社」を設立した。
九州支社は、6月に北九州市に誕生するオフィスビル「BIZIA KOKURA」に拠点を開設予定で、今後は北九州市との連携を深めながら、雇用創出による地域活性化、高度人材育成とIT人材の獲得、地域企業との協業や産学官連携による地域DX推進、DX推進による課題解決ソリューションの創出に取り組んでいく予定。