アルサーガパートナーズ、東急不動産、日本電信電話(以下、NTT)、NTTドコモは2月14日、IOWN(Innovative Optical and Wireless Network)を活用した次世代サービス開発に関する協業に向けた検討に合意したことを発表した。
渋谷からIOWNを活用したサービスを開発し発信。渋谷駅から半径2.5キロメートルほどの広域渋谷圏や、他の街にも導入を拡大し、新しいエンタメやビジネス体験の創出に向けた検討を進めるとのことだ。今回その第一歩として、APN IOWN 1.0を活用したリモート会議システム「Secure Hotline Powered by IOWN」の開発について検討を開始する。
4社が広域渋谷圏での検討を開始
東急不動産、NTT、およびNTTドコモは2023年6月に開始した「IOWN 構想※4 に関連した技術・サービスなどを活用した新たなまちづくりに向けた協業」の取り組みにおいて、「Shibuya Sakura Stage」にAPN IOWN 1.0を導入した。アルサーガパートナーズは、渋谷を拠点にDXコンサルティングや開発パートナー事業を展開してきた。
今回4社は、アルサーガパートナーズの事業拡大による「Shibuya Sakura Stage」への本社オフィスの移転を契機に、広域渋谷圏をにおける共創の検討を開始した。4社は広域渋谷圏からIOWNを活用した次世代サービスを発信し、新しいエンタメやビジネス体験を創出する。
「Secure Hotline Powered by IOWN」の提供を開始
リモート会議システム「Secure Hotline Powered by IOWN」は、APN IOWN 1.0 の「低遅延・ゆらぎゼロ」の特性を活用して、離れた場所のパートナーとまるで対面しているかのような臨場感ある会議体験を提供する。
IOWN専用線でのセキュアな環境でのリモート会議が可能なため、経営会議や未公開情報を含む会議、株式にかかわる企業同士の合意決定など、機密性や秘匿性が重要視されるような案件にも利用できるとのことだ。